米の要請に応じ 王毅委員がブリンケン長官と非公式接触

CRI online    2023年2月21日(火) 14時10分

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外交部の汪文斌報道官は20日の定例記者会見で、ミュンヘン安全保障会議出席のため訪独中の中国共産党中央政治局委員で中央外事工作委員会弁公室主任の王毅氏が米国の要請に応じ、ブリンケン国務長官と現地で非公式に接触したことを明らかにしました。

 これに先立ち米国は、米中のミュンヘン安全保障会議期間中の会談は非常に重要だと示しています。汪報道官は関連の質問に答え、「王毅委員はいわゆる『飛行船事件』における中国の厳正な立場を明確に表明し、米国の行動は典型的な武力乱用であり、国際慣例と民間航空条約に明らかに違反していると指摘した。中国側の強い不満を示し、厳重に抗議した」と話しました。

 また、汪報道官によりますと、王毅委員はウクライナ問題について、「中国は原則を堅持し、和平交渉を促し、建設的な役割を果たしてきた。中ロの全面的戦略協力パートナーシップは同盟を結ばず、対抗せず、第三者を対象にしないという基礎の上に構築されており、2つの独立国家の主権の範囲内のことである」と強調しました。

 汪報道官は「われわれは米国が中ロ関係に指図したり、脅迫して圧力をかけたりすることを決して受け入れない。米国は大国として、危機の政治的解決を推進すべきである。火に油を注ぎ、この事態に便乗して利益をむさぼってはならない」と強調しました。

 さらに、汪報道官は台湾海峡情勢に触れ、「台湾海峡の安定を守るためには、『台湾独立』に断固反対し、一つの中国の原則を真に堅持しなければならない。米国は台湾問題で歴史的事実を尊重し、政治的約束を守り、『台湾独立』を支持しないとの表明を着実に実行しなければならない」と述べました。(提供/CRI

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