習近平国家主席はこのほど、アテネ大学の教授をはじめとするギリシャの学者からの手紙に返信し、中国・ギリシャ文明相互学習センターの設立に祝意を伝えました。

　習主席は、「中国とギリシャが文明相互学習センターを設立し、文明間の交流と相互学習、および各国の文明の発展の促進に力を入れることは、非常に重要な歴史的・時代的意義を持っている。各種文明は各民族がこれまで模索と開拓を通じて蓄えてきた豊富な成果であり、今日の各民族の生存と発展を深く指導することができる」と述べました。

　習主席はさらに、「人類社会の発展を促進し、人類運命共同体を共に構築するためには、各種文明の悠久な起源と豊富な内容を深く理解、把握し、すべての文明の精髄をもって今の時代に、人類に幸せをもたらすようにしなければならない。中国・ギリシャ文明相互学習センターはそのために、大いに力を発揮できると信じている。中国とギリシャの文明に内包された価値観、世界観、宇宙観、人生観、科学観、文化観などは広く奥深く、長い年月を経てもますます活力を持つようになっている。人類が時代的な難題を解決し、人類運命共同体の構築を推進するために重要な精神的指針を提供することができる」との考えを示しました。

　習主席は2019年にギリシャを公式訪問した際、ギリシャの指導者と共に文明間の交流と相互学習を提唱しました。訪問後、両国は両指導者による共通認識を積極的に実行に移し、中国・ギリシャ文明相互学習センターの設立準備を進めてきました。アテネ大学の教授ら5人のギリシャ学者はこのほど、習主席に連名で手紙を送り、習主席が提唱する文明理念への深い共感を示すとともに、中国・ギリシャ文明相互学習センターの準備状況と発展計画を紹介しました。同センターの設立式典は20日、アテネ大学で行われました。（提供/CRI）