中米の完全なデカップリングは非現実的、メリットもない

CRI online    2020年10月30日(金) 18時40分

拡大

中国共産党中央財経委員会弁公室の韓文秀副主任は、「中国と米国の完全なデカップリングは非現実的だ」との認識を示しました。写真は上海のコストコ。

中国共産党中央財経委員会弁公室の韓文秀副主任は30日北京で、「中国と米国は世界の二大経済大国だ。両国間の経済関係は、経済構造の補完性と世界経済の開放性により決まるものであり、完全なデカップリングは非現実的だ。両国、そして全世界にとってもメリットはない」との認識を示しました。

中国共産党第19期中央委員会第5回全体会議は29日、今後5年間の経済・社会政策を方向づける新五カ年計画と2035年までの長期目標の基本方針を採択し、閉幕しました。韓文秀副主任は、中国共産党中央が30日に開いた初の記者会見で、外国の記者の質問に対してこのように答えました。

韓副主任は、「平和と発展は時代のテーマであり、人心が向かうところでもある。経済のグローバル化には逆流が現れたが、今後は曲折の中で深く発展していくだろう」と指摘しました。

韓副主任はまた、「新型コロナによる打撃の中、今年第3四半期の中米両国の貿易額は前年同期比16%増となった。中国は引き続き平和・発展・協力・ウィンウィンの旗を高く掲げ、多国間主義を断固として維持する」と表明しました。

韓副主任はさらに、「2035年までの長期目標実現の鍵となるのは、改革・開放・イノベーションだ」と強調した上で、「中国は、高いレベルの対外開放を通じて、世界各国により大きな市場、より多くのチャンスを提供していく。それは、中国自身の発展に有利となるだけでなく、より公正的で合理的なグローバル経済ガバナンスシステムの形成にも有利となる。それにより、人類運命共同体の構築を推し進めていく」と述べました(提供/CRI

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携