日本のエンジニアは理解できず、中国はなぜパキスタンで高速鉄道を建設しないのか―中国メディア

Record China    2020年11月4日(水) 14時0分

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2日、中国のポータルサイト・百度に、「日本のエンジニアが、どうして中国は仲の良いパキスタンに高速鉄道を建設しないのかと首をかしげている」とする記事が掲載された。

2020年11月2日、中国のポータルサイト・百度に、「日本のエンジニアが、どうして中国は仲の良いパキスタンに高速鉄道を建設しないのかと首をかしげている」とする記事が掲載された。

記事は、今や中国は建設機械のみならず自らの建設技術を直接他国に輸出して各地でインフラ建設を進めていると紹介。10月25日にはパキスタンで広州地鉄集団が全線の建設を請け負った地下鉄が開通したことを挙げ、「現地に莫大(ばくだい)な経済効果をもたらすことになるだろう」と伝えた。

その上で、「日本のエンジニアからは、中国人はどうしてパキスタンに地下鉄を造ったのに高速鉄道を造らないのか理解できないという声が出ている」とし、中国の技術力と両国の友好関係を考えれば早々に高速鉄道の建設に着手しても不思議ではないとの見方があることを紹介した。

この考えに対して記事は「多くの人は高速鉄道建設の難しさを軽く見ている節がある」とし、「パキスタンの国土の多くが産地と丘陵、荒れ果てた土地であり、その建設工事は中国での建設よりもはるかに難度が高くなる」と解説。「それ故に長年の調査や計画が必要となることも含めてコストが高くなる。現在の現地住民の消費能力が不足していることもあり、建設しても赤字を出すことになるため、現時点で建設する見込みがないのだ」と説明した。(翻訳・編集/川尻

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