【CRI時評】中国市場を世界の市場にする

CRI時評    2020年11月5日(木) 19時35分

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「中国を世界の市場にしよう。共有する市場にしよう。皆の市場にしよう」。中国の習近平国家主席は第3回中国国際輸入博覧会の開幕式で披露したビデオ方式の基調演説で、このように表明した。写真は過去の輸入博。

「中国を世界の市場にしよう。共有する市場にしよう。皆の市場にしよう」――。中国の指導者である習近平国家主席は4日に行われた第3回中国国際輸入博覧会の開幕式で披露したビデオ方式の基調演説で、このように表明した。習主席は、中国が市場というチャンスを世界と共有したいと願う、開放的な姿勢を示した。

米クアルコムの中国地区の会長である孟樸氏は取材に対して、中国は輸入博覧会など開放されたプラットフォームを通じて、各国企業が中国でビジネスチャンスを開拓することを支持し続けており、このことは外国企業と中国との協力パートナー関係が全面的かつ深く、長期に渡って協力することに有益に働くとの考えを示した。

今回での輸入博で、習近平主席は4項目にわたる全面的な開放拡大についての新たな措置を宣言した。具体的な内容は、中国が越境サービス貿易についてのネガティブリストを打ち出すこと、技術に関連する輸入の禁止や制限を縮小すること、公開され透明な渉外関連の法体系の整備を続けていくことなどであり、デジタル経済やインターネット分野でも開放を拡大しつづけ、越境eコマースなどの新たな業態の新たなビジネスモデルの発展を加速させていく。中国はまた、より多くの国と高いレベルの自由貿易協定を交渉・締結することや、質の高い「一帯一路」を関連国と共に築いていくことも願っている。

このことは、全世界にとっての経済を発展させる新たな動力を育てていくだけでなく、14億の人口を擁する大市場を真の意味で世界の市場にしていくという、中国の決意を示している。(CRI論説員)

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