2014年3月17日、中国メディアによると、米紙ニューヨーク・タイムズは米政府高官の話を引用して、「マレーシア政府が、米国が不明のマレーシア機について外規模な調査協力を行うことを拒否しているため、調査に制限がある」と伝えた。

【その他の写真】

現在、米国は2名の連邦捜査局員をクアラルンプールに派遣している。米国の調査員は事件について、アルカイダやウイグル族、個人活動家のテロなど、さまざまな可能性を予測し、マレーシア機の乗組員や乗客について武装組織との関与などを調査している。

しかし米高官は、「マレーシアから提供される資料には新しい情報はない。米側はマレーシアの承認がなければ、全面的な調査を行う権利を持たない。現時点でできることは多くはない」と話している。

また、中国日報は社説で、マレーシア政府が、不明機が消息を絶ってから1週間後にやっと資料を公表したことについて、捜索活動に重大な影響を与えたと非難。まだ何かを隠しているのではないかと疑問を投げかけている。（翻訳・編集/北田）