Record China 2020年11月11日(水) 16時0分
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10日、中国のポータルサイト・百度に「日本の科学技術はこんなにすごいのに、どうして日本製の携帯電話はほとんど聞いたことがないのか」とする文章が掲載された。
2020年11月10日、中国のポータルサイト・百度に「日本の科学技術はこんなにすごいのに、どうして日本製の携帯電話はほとんど聞いたことがないのか」とする文章が掲載された。
文章は、「日本の携帯電話会社は中国市場に何度も出たり入ったりを繰り返した。しかし結局は中国市場に合わずに撤退していった。実際、日本の携帯電話は日本人好みに作られており、日本では売れても世界では売れなかった。そして、日本のメーカーは世界に合わせることをしなかった」とした。
その上で、「日本は携帯電話、特にスマートフォンの分野での競争に敗れたに過ぎない。もっとも、日本としても実際は仕方なく本体での競争をあきらめて、部品づくりに方針転換したというのが正直なところだろう」とする一方、「とはいえ、日本のメーカーは本体の製造はもはやローエンドな仕事だと認識していた。そこで部品の開発にシフトしたのだが、今やスマホ内部の日本製部品を取っ払ってしまうと世の中にあるハイエンドスマホはみんな成り立たなくなってしまうほど、日本製部品が強みを持っている」と指摘。「ファーウェイ(華為技術)のスマホが急速に力をつけたのも、日本の部品メーカーとのつながりがあった点が大きいのである」と論じた。
さらに、「日本は今、スマホ分野に限らずハイエンド製品の部品や原料、そして設備の生産に力を注いでいる。中国の生産ラインで稼働している設備の大部分は日本製で、どのスマホの中にも日本製部品が少なくとも一つは必ず入っていると言っても過言ではない」とし、「電子、化学工業、重工業、軽工業と、どの業界でも日本が世界をリードしていて、その差は10年どころではない。中国の工業も以前に比べれば大いに発展したが、それでもなお後れを取っている」との見解を示した。
文章は最後に「近年、日本企業は業務の多くを中国企業に売却してきた。その一方で、人工知能などの新たな技術の研究開発をしっかり進めている。おそらく、10年経っても世界の技術トレンドをリードしているのは、やはり日本なのだろう」と結論付けた。(翻訳・編集/川尻)
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