2014年3月19日、環球時報（電子版）によると、中国が細菌兵器開発に向け人体実験を行った旧日本軍「731部隊」跡地を国連教育科学文化機関（ユネスコ）の世界文化遺産に登録申請したことを受け、ロシアメディアは「第二次世界大戦の歴史的事実を否定しようとする日本に対する中国の答えだ」と伝えた。

【その他の写真】

それによると、中国政府は12年11月に「731部隊」の世界遺産登録を申請。今年に入って部隊の駐屯跡地を全面的に拡張・整備し、生物兵器の実験拠点を復元。関連資料や遺留品などを新たに展示した。

国際ラジオ放送「ロシアの声」は、ロシア極東研究所専門家の話として、中国が「731部隊」の展示館を拡張したことは、世界遺産登録への手続きを早める意図があることは間違いないと指摘。「日本が第二次世界大戦の歴史的事実を否定しようとする動きへの答えだ」と語った。（翻訳・編集/AA）