ブラジル、中国製コロナワクチンの治験を再開

CRI online    2020年11月12日(木) 16時40分

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ブラジル国家衛生監督庁は現地時間11日、中国の製薬大手、科興生物(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルスワクチン「コロナバック」の臨床試験(治験)を再開すると発表しました。資料写真。

ブラジル国家衛生監督庁(Anvisa)は現地時間11日午前、中国の製薬大手、科興生物(シノバック・バイオテック)が開発した新型コロナウイルスワクチン「コロナバック」の臨床試験(治験)を再開すると発表しました。同庁は9日夜、被験者に「重篤な有害事象」が見られたとして、治験を停止していました。

同庁は11日11時27分に公式サイトで声明を発表し、シノバック・バイオテックと協力するブタンタン研究所に「コロナバック」の治験の再開を許可したことを明らかにしました。同庁は、「重篤な有害事象」の原因について報告を受けたとしていますが、詳細は明らかにしていません。

ブタンタン研究所のディマス・コバス所長は10日、「研究所は6日に治験データなどの資料をAnvisaに送っている。重篤な有害事象と中国のワクチンに因果関係はないと証明できる」とした上で、「このワクチンは現時点で、世界で研究開発中のワクチンの中で最も安全なものだ」と強調しました。

TV Globoなどブラジルの複数の大手メディアは10日、警察の報告を引用する形で、被験者の死因は自殺だと報じています。(提供/CRI

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