40年来、まっさらな紙に描かれた中国の特色ある社会主義の華々しい成果として、深センは「小さな漁村」から国際的な革新的都市として発展してきた。30年来、上海の浦東は冒険と挑戦を繰り返し、「どろんこ道」から新たな近代都市に変貌した。

　中国の最高指導者習近平国家主席はひと月の内に、前後して両地を訪れて祝賀大会に出席するとともに、二つの都市の今後の発展に向けた重要な配置を行い、「改革、開放、革新」をいっそう進める明確なシグナルを発した。浦東は自主的な革新の新たな高みを構築し、改革のシステムインテグレーションを強化し、高い水準での制度的開放の推進を深めなければならない。深センはグローバルな影響力を持った科学技術と産業革新の新たな高みを建設し、そのための包括的改革のパイロットプログラムを支援するとともに、より高い水準の開放型経済新体制の構築をリードしなければならない。

　中国改革開放のこの二つの「窓」を通して、世界は中国がより高いスタート地点、より高いレベル、より高い目標に基づいて改革開放を推進する断固たる決意を知るだけでなく、それが包含するより大きなウインウインのチャンスを知り、「中国の道」の旺盛な活力を知る。

　中国が新たな発展の枠組みを構築する上で、深センと浦東はどちらもグローバルな資源配分を増強する能力を備え、国内大循環の中心的な節目と国内、国際の双循環を戦略的に結びつける条件を備え、自ずと国際社会が「中国のチャンス」を切り開く上でのベストなプラットフォームとなる。習近平主席は深セン、浦東がより高いレベルでの開放、特に制度的開放の面で絶えず課題を克服することを求めたが、これは中国の質の高い発展に役立つだけでなく、世界経済の発展にとっても旺盛な力をもたらすことになるだろう。（CRI論説員）