2014年3月19日、チャン・イーモウ（張芸謀）監督の最新作「帰来」から、スチール写真が初公開された。新たに誕生した「謀ガール」が注目を集めている。網易が伝えた。

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チャン・イーモウ監督の最新作「帰来」は、中国で5月27日から公開予定。カンヌ映画祭出品の可能性も浮上し、早くも話題作となっている。物語の舞台は、1930年代から文化大革命が終了するまでの中国。上海の良家の御曹司が留学先から中国へ戻り、文革に遭遇しインテリ階級の反革命分子として糾弾され、長年にわたって辛酸をなめるというのがストーリーの主軸。主人公を「インファナル・アフェア」の俳優チェン・ダオミン（陳道明）、その妻を女優コン・リー（鞏俐）が演じる。

チャン監督は新人を大抜てきし、一作で人気女優に仕立て上げる手腕でも知られる。「紅いコーリャン」のコン・リーをはじめ、「初恋のきた道」のチャン・ツィイー（章子怡）、「至福のとき」のドン・ジエ（董潔）が、その「謀ガール」の代表格。近年では、「サンザシの樹の下で」のチョウ・ドンユィ（周冬雨）、ツィイー2世と呼ばれる「ザ・フラワーズ・オブ・ウォー」のニー・ニー（倪［女尼］）らがいる。

「帰来」から初公開された映画スチールには、チェン・ダオミンの娘役が登場。新たな「謀ガール」として、一気に注目を集めている。関係者によると、彼女の名前は張慧[雨/文]（チャン・ホイウェン）といい、演技経験はゼロ。北京舞踏学院に通う大学生で、映像作品に関わるのはこれが初めてだという。

写真を見たネットユーザーからは、リウ・シーシー（劉詩詩）やリウ・イーフェイ（劉亦菲）といった人気女優にそっくりとの声も。来月中旬に行われるプレミア上映会で、メディアの前に初お目見えする予定だ。(翻訳・編集/Mathilda)