人民日報が苦言を呈した「オシャレすぎる抗日ドラマ」、批判直後にネット&テレビから姿消す

Record China    2020年11月17日(火) 11時20分

拡大

アイドルドラマ路線を共産党機関誌・人民日報に批判された抗日ドラマ「雷霆戦将」が16日、ネットでの配信を急きょ停止したほか、同日夜のテレビ放送も別番組への差し替えが行われた。

アイドルドラマ路線を共産党機関誌・人民日報に批判された抗日ドラマ「雷霆戦将」が16日、ネットでの配信を急きょ停止したほか、同日夜のテレビ放送も別番組への差し替えが行われた。

今月初めから配信とテレビ放送が同時スタートした「雷霆戦将」は、「夢幻の桃花~三生三世枕上書~」のガオ・ウェイグアン(高偉光)やチャン・ユンロン(張雲龍)ら人気俳優を起用した抗日ドラマ。この作品について人民日報の中国版ツイッター公式アカウントがこのほど、「アイドルドラマ路線を抗日作品に用いるべきではない」と批判した。

「雷霆戦将」では、実在した抗日戦争の英雄をモデルにしているが、実際とはかけ離れたビジュアルやエピソードが放送開始直後から話題に。さらに、抗日活動の拠点がゴージャスな別荘風建物になっていることや、男性陣が髪をワックスで現代風にスタイリングしていること、戦場でコーヒーを飲み、シガーをくわえる優雅な姿や、看護師の女性たちがボディラインの目立つおしゃれな制服を着て、耳にはピアスも見えるなど、「違和感だらけ」だとネット上でも批判が大きかった。

16日、騰訊視頻(テンセント)や愛奇芸(iQiyi)などの動画サイトで、「雷霆戦将」が配信停止になっていることが分かった。続いて同日夜、湖南衛星テレビでは「雷霆戦将」の放送時間に、別の新ドラマ「最好的時代」の第1話を放送。人民日報が行った批判の影響が大きいと見られており、この措置に対してネット上では、「歴史の改ざんがあまりにひどすぎた」「視聴者をあまりにもバカにしたドラマだった」「今回は人民日報がいい仕事をしたと称えたい」などといった賛同の声が多数上がっている。(Mathilda

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携