CRI時評 2020年11月17日(火) 12時40分
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「気まずい旅になるだろう」。これはポンペオ米国務長官が先ごろ開始した欧州・中東7カ国歴訪に対する米AP通信の評価だ。写真はパリ。
「気まずい旅になるだろう」。これはポンペオ米国務長官が先ごろ開始した欧州・中東7カ国歴訪に対する米AP通信の評価だ。米国「史上最悪の国務長官」は、首席外交官の職権を利用して「最後の大暴れ」を演じようとたくらんでいる。しかし、ポンペオ氏がこの旅から得られるのは辱めだけだ。
フランスの国際ニュース専門チャンネル、フランス24によると、マクロン仏大統領は、ポンペオ氏との会談について、バイデン次期米大統領のチームに対して「完全な透明性」を持つと明言している。
トルコは、米国に対し「自国の人種差別やイスラム敵視などの人権侵害に向き合う」ことを求める声明を発表している。エルドアン大統領とチャブシオール外相もポンペオ氏との会談を手配していない。
札付きのポンペオ氏はなぜ、任期もあとわずかと見られるこの時期に、意地を張って7カ国を歴訪するのか。「危険な先例」を作り、2024年の大統領選を画策するため。こうした見方をするアナリストは少数ではない。
最もあくどい言葉で中国の制度を攻撃することから、「台湾は中国の一部でない」とでたらめを言い触らすに至るまで、共和党陣営内のポピュリスト勢力を結集するため、そして自らの政治的野心のための布石として、ポンペオ氏はいっさいを省みずにアドベンチャーゲームに挑んでいる。
だが、はっきりしているのは、ポンペオ氏の演じる「最後の大暴れ」が、望ましい結果をもたらすことはできず、狂妄で愚かな夢の中で生きるポンペオ氏がこの屈辱的な旅をどう乗り切るかを全世界に知らしめることになるだけだ。(CRI論説員)
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