人民網日本語版 2020年11月21日(土) 23時20分
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今年のダブル11(11月11日のネット通販イベント)に、あなたは「爆買い」しただろうか?
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今年のダブル11(11月11日のネット通販イベント)に、あなたは「爆買い」しただろうか?中国新聞網が伝えた。
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品揃えが良く、割引率も高くなるため、ダブル11は毎年、本好きな人にとっても非常に人気の高いイベントとなる。大手ECサイト・当当網の統計によると、今年の「ダブル11」が始まってわずか1分で、314万5762冊の本が売れ、11月11日の1日における本の売上高が前年同期比219%増となった。
「爆買い」が終わり、自分が購入した本のリストをSNSに投稿している人もいれば、「いいなと思って、速攻で買ってしまった。でも、本がたくさんたまっていて、いつ読み終わるか分からない」という声を寄せているネットユーザーもいる。
翻訳の仕事をしている劉静(リウ・ジン)さんは最近買った本のリストを見ながら、「『ダブル11』当日だけでなく、その十数日前から、買いだめを始めた」と話す。
特に、ここ数日は、本を販売しているECプラットフォームを夜中の3時頃までずっと見て、本を買っている。購入した本のリストを見ると、子供向けの本、絵本、外国語の本など、バラエティーに富んでおり、子供に見せるための本、自分の仕事のための本などそれぞれに用途がありそうで、全部で20冊以上はある。
そんな劉さんは、「考えてみると、何年も前に買ったのに、いまだに読むことも、読む機会もない本がある。その存在を忘れているわけではなく、機会があれば、取り出して読むんだろうとは思う」と話す。
「でも、資料を蓄えるというのが本を買っている主な目的。小さな町に住んでいるので、図書館では見つからない本が多く、今後、翻訳中に何かを調べたい時に、家にその種の本があると、すぐにたくさん取り出してきて参考にすることができる。これも、本をためている意義の一つだ」と劉さん。
読書のペースが本を買うペースに追い付かない?
本をたくさん買ったのに、いろんな理由でそれをまだ読んでいないという人は、劉さんだけではない。コミュニティーサイト・豆瓣では、『買った本は山積み、見る本は雀の涙ほど』というグループが立ち上げられている。
グループには46万人以上が参加しており、その紹介には「本を買う時はコレクションに加えたいという強い思いにかられる。でも、それを読むとなると、時間がない、そんな気分にならない、機会がない、読んでも続かないと、いつも感じる」と書かれている。
その紹介で言及されているように、劉さんも、「本がたくさんたまっているのに、それを読むことができていない理由はたくさんある。仕事が忙しいだけでなく、生活の中でも、用事がたくさんある。だから、日々の読書の時間はきまってほとんどない」と話す。
一方、ある企業で働く朱薇(ジュウ・ウェイ)さんは、「本をためるのが好きということは、読書に注目しているからだ。私はどれだけたくさん読めるかを追求しているのではなく、気に入る本が見つかった時の『獲得感』が大切だと思っている。読書には時間がかかる。時間はまだたくさんある」と話す。
Q&Aサイト・知乎にも、「『買った本は山積み、見る本は雀の涙ほど』という悪い癖をどうやったら治せるか?」という質問が寄せられており、「買う量を減らす」、「たくさん読む」のほか、「読み切れないと感じたら、すぐに『断捨離』する」などの回答が寄せられている。
韜奮基金会の聶震寧(ニエ・ジェンニン)理事長は、「『本をためるのは好きだけど、読む時間はない』というのは常にある現象で、それを過度に叱責する必要はない。実際には、それは知識欲と、それを満たそうとする行動であって、本をたくさん買うということは、読書に強い関心を持っているということで、良いことだ。本を買うというのは行為であるのに対して、本を読むというのは、とても時間のかかるプロセスだ。その二者を同時進行させることを求めてはならない。買ってきて、読書計画に盛り込んでいるものの、すぐには読めないという本もあるし、仕事のために買っておく本もあるから」との見方を示す。
しかし、良い本はやはりできるだけ早く読んだほうがいい。聶理事長は、「買った本は、できるだけ早く目を通したほうがいい。中には、すぐに読まないと、興味や楽しみが薄れてしまう本もある。そして、最終的にほこりをかぶってしまう。買った本に『さみしい思い』をさせてはならない」とアドバイスする。(提供/人民網日本語版・編集/KM)
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