CRI時評 2020年11月18日(水) 15時20分
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「中国経済の回復は10月に加速し、今年成長が見込まれる唯一の主要経済体としての地位を確かなものとした」。中国当局が10月の経済データを発表したことを受け、ブルームバーグはこう評価した。
「中国経済の回復は10月に加速し、今年成長が見込まれる唯一の主要経済体としての地位を確かなものとした」。中国当局が10月の経済データを発表したことを受け、ブルームバーグはこう評価した。ロイター通信も、中国の10月の経済の成績表は「全般的に予想を上回った」と報じている。
10月の一定規模以上の工業企業(年間売上2000万元以上の工業企業)の付加価値額は前年同期比6.9%増で、伸び率は前年同期を2.2ポイント上回った。サービス業生産指数は前年同期比7.4%増で、伸び率は9月を2ポイント上回った。
消費の回復が経済全体を支える役割も増大傾向にある。10月の社会消費財の小売総額は前年同期比4.3%増の3兆8576億元だった。うち飲食業は前年同期比0.8%増の4372億元で、今年初めてプラス成長となった。国慶節と中秋節に伴う連休のけん引効果も明らかだった。全国の小売・飲食重点モニタリング企業の売上高は約1兆6000億元、国内旅行者数は延べ6億3700万人、それに伴う観光収入は4665億6000万元。中国の今年の「国慶節GW」が生み出したデータについて、ニューヨーク・タイムズは驚きをもって「現時点で中国の感染症からの復活を示す最も明瞭なシグナルだ」と報じている。
雇用は「最大の民生」だ。10月の全国の都市部調査失業率は5.3%で、9月に比べて0.1ポイント低下した。都市部の新規就業者数は1~10月累計で1009万人となり、年間目標を前倒しで達成した。
中国の経済発展の新たな動力は強さを増している。1~10月のハイテク製造業の付加価値額は前年同期比5.9%増で、一定規模以上の工業企業の伸び率を上回っている。
外部の発展環境の不確実性と長期にわたって積み重ねられた国内の一部の構造的矛盾に直面しつつも、中国経済が回復を続けることは一般的な見方となっている。一連の政策や措置によるボーナスが放出されるにつれて、中国経済は回復を続け、年間目標の達成が期待され、世界経済回復へのけん引力は高まり続けるだろうと見込まれている。(CRI論説員)
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