Record China 2020年11月19日(木) 14時0分
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18日、観察者網は、以前戦争を美化する発言をしたとして批判を浴びた日本のアニメーション監督、山本寛氏が微博アカウントを開設し、その発言が再び物議を醸していると報じた。
2020年11月18日、観察者網は、以前戦争を美化する発言をしたとして批判を浴びた日本のアニメーション監督、山本寛氏が微博アカウントを開設し、その発言が再び物議を醸していると報じた。
記事は、「涼宮ハルヒの憂鬱」の演出などで知られる山本氏が2017年7月に中国でのイベント開催前に「日本が植民地に対してインフラを整備し、現地人に教育を施し、識字率を上げた」といった内容を自身のブログに書き込んだことで中国国内から不満が噴出し、山本氏の訪中が中止になったことを紹介した。
そして、今月17日に山本氏が微博でアカウントを開設して自己紹介を書き込むと、翌18日には「ここで申し上げておきますが、僕は過去に戦中の中国に対する日本の態度を肯定したことも否定したこともありません。未だに誤解しておられる方が多いようですが、デマはデマなのではっきり否定しておきます」と以前の騒動について釈明するコメントを発信したと伝えた。
さらに、山本氏が「満州事変を発端とする日本の中国進出は、当時の帝国主義の時流に則った侵略行為であることは明白であり、その事実を当然、間違いなく認識しております」「これを見て多くの方が『じゃあアメリカに原爆を落とされて日本人は怒ってないのか!』と反論しています。しかし、本当に日本人のほとんどは恨んでないのです。それが戦争に戦い、負けた日本の毅然たる姿勢であり、ある意味達観した日本人の精神なのです」と立て続けに書き込んだことを紹介している。
その上で、これらの発言が中国のネットユーザーの怒りを再燃させる結果となり、「じゃあ、毎年の原爆投下記念日に行われる抗議デモはなんなんだ」などの批判が噴出したと伝えた。一方で、批判を浴びながらも山本氏が自身の最新作の宣伝を行ったことを紹介。「もはやどんなアイコンを使って心情を表現したらよいか分からない」と評した。(翻訳・編集/川尻)
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日本僑報社
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