CRI時評 2020年11月22日(日) 18時40分
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中国の習近平国家主席はオンライン形式で行われた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)での演説中、「ポストコロナ時代」の国際秩序とグローバルガバナンスについての提案を行った。写真は横浜中華街。
中国の習近平国家主席は21日夜、オンライン形式で行われた主要20カ国・地域首脳会議(G20サミット)での演説中、「ポストコロナ時代」の国際秩序とグローバルガバナンスについての提案を行った。習主席は協議・協業・共有の原則を順守すべきであり、多国間主義を堅持し、開放と包容性を堅持し、互恵協力を堅持し、時代と共に進むことを堅持すべきだと指摘した。
12年前にG20サミットのメカニズムが誕生したのは、国際金融危機がきっかけだった。このメカニズムは12年をかけて徐々に発展し、グローバルガバナンスにとって重要なプラットフォームになった。2008年の国際金融危機よりも大きな破壊力がある新型コロナウイルス感染症に直面している現在、G20サミットには焦眉の急である問題を解決するだけでなく、さらに長期的な視野を持ち、グローバルガバナンスを整備し続け、市場の自信を増強させ、人々に未来への希望を与える使命がある。
いかにして、目前の苦境を乗り切るのか。習主席は「国連を中核とする国際システムの強化」、「経済のグローバル化についてのガバナンスの枠組み整備」、「デジタル経済の健全な発展の推進」「グローバルな課題への対応能力の引き上げ」という4点を提案した。国連の権威ある地位への断固たる擁護や、多国間貿易体制の断固たる維持を強調し、中国としては各方面と共にグローバル・デジタル・ガバナンスの規則を模索して制定し、人工知能(AI)をめぐる対話の強化への支持を明確にした。また、感染症の予防と抑制と生態環境の保護という二つの分野において、グローバルな対応能力の向上を強調した。
国際金融危機が発生した12年前、中国はG20のメカニズムを積極的に支持しながら、世界経済が暗雲から抜け出すための「機関車」になった。コロナ禍がもたらしたあらゆる試練に晒されている現在も、中国が席をはずしたりすることはない。
世界が不確実性に覆われたポストコロナの時代、中国は断固として多国間主義を堅持し、公平さと正義を堅持し、世界平和の建設者、グローバル発展の貢献者、国際秩序の擁護者でありつづける。中国は各方面と共にグローバル・ガバナンスシステムを絶えず整備しつづけ、世界に自信と希望をもたらす努力を払っていく。(CRI論説員)
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