Record China 2020年11月25日(水) 18時40分
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独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは25日、米環境保護局のアンドリュー・ウィーラー長官の来月の台湾訪問について、「米メディアが費用を明らかにした後、延期になった」と報じた。写真は台湾総統府。
独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは25日、米環境保護局(EPA)のアンドリュー・ウィーラー長官の来月の台湾訪問について、「米メディアが費用を明らかにした後、延期になった」と報じた。
記事によると、ウィーラー長官は来月台湾を訪れる予定だったが、訪台にかかる費用の額が外部の疑念を呼んだ。EPAの報道官は24日、あるメールに「米国国内の現在の緊急事態を鑑みて、長官の台湾訪問の日程は延期された」と記した。
一方、台湾外交部は25日の声明で「年内の訪問がかなわないことを残念に思う」と表明。また、「外交部は米国の閣僚級高官が台湾を訪れ、各種交流に携わることを歓迎してきた。今後もこの原則を保つ」とし、バイデン政権とも国際的な環境保護協力を推し進める考えを示した。
記事は「ニューヨーク・タイムズがウィーラー長官の訪台にかかる費用を公にした後、各界はEPAの決定を批判し始めた」とし、「新型コロナウイルスの感染防止と台湾の検疫措置に協力するために長官が乗る専用機には25万ドル(約2600万円)以上かかる。12月5日の週に3日間訪れる予定で、10人の訪問団で約4万5000ドル(約470万円)だ」と紹介。この他、EPAの報道官が「不安なのは、1人の政府関係者が外交と個人の安全を脅かす外遊日程をニューヨーク・タイムズにもらしたことだ」と指摘したことを伝えた。
記事は、アレックス・アザール厚生長官とキース・クラック国務次官がそれぞれ8月と9月に台湾を訪れたことが中国の反発を招いたことに言及し、「ウィーラー長官の訪台は台湾からの要請で、双方は海洋保護や海洋ごみ、空気の質や子どもの健康などについて協力する予定。オバマ政権時代の2014年、EPAのジーナ・マッカーシー長官が台湾を訪れた時も中国政府の反発を招いた」とも説明した。(翻訳・編集/野谷)
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