平和国際会議で「慰安婦問題」に言及した韓国外相、ネットには批判の声「元慰安婦を利用しないで」

Record China    2020年11月26日(木) 7時20分

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25日、韓国・ニュース1によると、韓国の康京和外相が同日にソウルで開催された紛争地域の性暴力問題を扱う国際会議で慰安婦問題に言及した。写真はソウルの日本大使館前の慰安婦像。

2020年11月25日、韓国・ニュース1によると、韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相が同日にソウルで開催された紛争地域の性暴力問題を扱う国際会議「第2回女性と共にする平和国際会議」で慰安婦問題に言及した。

記事によると、康外相は開会のあいさつで「現政権は慰安婦生存者の尊厳と名誉を回復させるため、生存者と家族、支援者たちの声を聞く努力を倍増させた」とし、「慰安婦問題解決に向けた前政権の努力にはこの点が不足していた」と述べた。

また、今回の会議のテーマである「紛争と性暴力の撤廃-生存者中心のアプローチ」に関連し、「生存者中心のアプローチは被害者と生存者に必要なものを正確に把握するための忍耐と尊重、心からの共感を持って彼女たちと深く疎通することから始まる」と述べた。さらに「われわれは生存者の声の重要性を経験から学んだ」とした上で、「被害者が補償を受ける権利」「加害者に対する厳しい処罰の原則」「紛争解決過程における被害者の主導的参加」を生存者中心のアプローチの3原則として提示したという。

康外相は昨年行われた第1回会議では「これまでの慰安婦問題解決への努力には被害者中心のアプローチが不十分だった」とし、「被害者の声を聴き、名誉回復をサポートする」と述べていた。

これを見た韓国のネットユーザーからは批判的な声が数多く上がっている。寄付金流用疑惑などの疑いで起訴された元慰安婦支援団体前代表の尹美香(ユン・ミヒャン)与党「共に民主党」議員に関する内容がほとんどで、「現政権は尹氏の事件からきちんと解決するべき」「元慰安婦をこれ以上利用しないでほしい」「現政権が元慰安婦のためにしたことなんてない。支援団体の問題にも沈黙を貫いているのに、そんな発言をするなんて図々しい」「だから尹氏が特別な対応をしたのか。元慰安婦を利用すること=被害者中心のアプローチということだね。よく分かった」などが見られた。

その他に「もう前政権のせいにするのはやめて、今後は現政権が何をしたのか、終わりをどう締めくくるかについて考えるべきだ」「文政権は日本に対して強気な発言をするが、実際には何もできていない」などの声も見られた。(翻訳・編集/堂本

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