チャン・イーモウ監督の最新作「一秒鐘」、20歳の新“モウガール”は難関クリアの逸材

Record China    2020年11月27日(金) 20時20分

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数々の人気女優を世に送り出してきた中国のチャン・イーモウ監督が、最新作「一秒鐘」(One Second)で抜てきした女優リウ・ハオツンについて、絶対的な条件をクリアした逸材であることを語っている。

数々の人気女優を世に送り出してきた中国のチャン・イーモウ(張芸謀)監督が、最新作「一秒鐘」(One Second)で抜てきした女優リウ・ハオツン(劉浩存)について、絶対的な条件をクリアした逸材であることを語った。

中国映画界を代表する存在のチャン・イーモウ監督の最新作「一秒鐘」が26日、翌日からの一般公開を前に、北京市でプレミア上映を開催した。チャン監督といえば、作品ごとに新人女優を抜てきすることで知られ、その「謀女郎」(モウガール)たちの顔触れはコン・リー(鞏俐)をはじめ、チャン・ツィイー(章子怡)、ドン・ジエ(董潔)、ニー・ニー(倪[女尼])、チョウ・ドンユィ周冬雨)など、有名女優ばかり。才能を見抜く目に定評のあるチャン監督は、今回の作品で20歳の女優リウ・ハオツンをヒロインに抜てきしている。

プレミア上映にリウ・ハオツンと共に出席したチャン監督は、毎回数千人の中からヒロインを選ぶ際の条件について、「独特の雰囲気を持っていること」「目で語れる力強さがあること」を挙げており、さらに女優としてまっさらな白紙状態であることも大切だと語っている。今回のリウ・ハオツンについては、その全てをクリアしており、今作での演技についても非常に満足しているという。

「一秒鐘」は文化大革命を背景に、1秒間だけ娘の姿が映った映画を見るため、労働改造所を脱走する父親を描く作品。昨年2月の第69回ベルリン国際映画祭では、「技術的な問題」を理由に上映中止となって話題に。さらに今月24日、第33回中国電影金鶏奨でも上映中止となり再び注目されたが、27日からの一般公開は予定通り行われる。なお、相次ぐ上映中止については、文化大革命を描いていることから中国当局の意向が働いたのではないかとも報じられている。(Mathilda

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