ネコも思わず手が出るほど!本物そっくりの立体金魚絵が話題に―中国

人民網日本語版    2020年11月30日(月) 5時0分

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四川省宜賓市出身の男性が透明樹脂を用いて描いた、今にも動き出しそうな金魚の3D絵画がネット上で大きな話題となっている。

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四川省宜賓市出身の男性が透明樹脂を用いて描いた、今にも動き出しそうな金魚の3D絵画がネット上で大きな話題となっている。そのあまりのリアルさに、ネコがじっと見たり、捕まえようとしたり、舌なめずりしてしまうほど。これらの作品は、動画共有サイトのユーチューブでも話題をさらい、多くの海外の人々がそれをコレクションにしているという。最も値段の高い作品の場合は、1点で数万元(数十万円)もするのだという。揚子晩報が伝えた。

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取材を通して、その男性は樹脂を使った絵画を専門に製作する凌迅(リン・シュン)さんという名のアーティストで、今は雲南省大理市に住んでいることが分かった。

凌迅さんは2012年、ネット上で透明樹脂を用いた金魚の立体絵画で知られる日本の深堀隆介氏の作品を見て、すぐに興味を持ったといい、「その時、そのような絵画の形式を初めて知り、とても目新しかった。透明の樹脂の中の金魚はとても生き生きとしていてナチュラル。本物そっくりで、今にも泳ぎだしそうだった」と振り返る。その時、凌迅さんは自分の進むべき道をついに見つけたと感じ、仕事を辞めて、樹脂を使った絵画の創作を始めたのだという。

凌迅さんは、「これまでに1000作品以上を製作した。一番小さいのはクルミの殻の中に作った作品。クルミの殻の中をきれいに取り除き、その中に樹脂を流し込み、魚やエビを描いた。価格は数十元で、女性に人気がある。最も時間がかかったのは直径52センチの大きな木の器の中に、100匹以上の魚や水生植物を描いた作品で、約1年かかった。その作品はまだアトリエに置いてある。僕の最高傑作と言えるだろう。もし、コレクションにしたいという人がいれば、数万元の値段はつくと思う」と話した。

凌迅さんは2018年から、作品をユーチューブで紹介するようになり、海外のネットユーザーの注目を集めるようになった。凌迅さんは、「ある海外のおばあちゃんが僕の動画を見て、『夫は生前、魚を飼うのがとても好きだった』とコメントを寄せてくれた。それで、2匹の錦鯉を絵に描いてプレゼントすると、とても喜んでくれて、とても長い手紙を書いて感謝してくれた」のだという。現在、作品のほとんどは海外に向けて販売しており、「樹脂を使って作ったこれらの作品をコレクションしているほとんどの外国人は、アートが大好きで、樹脂を使って作った絵画のこともある程度知っている。そして、その美しさを楽しむことができる」という。そして、「僕は作品を製作する過程を楽しんでいる。普通の空の容器の中に、今にも動きだしそうな魚を描くことができるなんて、こんなに楽しいことはない」と話す。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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