CRI時評 2020年11月28日(土) 11時40分
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第17回中国・ASEAN博覧会ならびに中国・ASEANビジネス・投資サミットの開幕式が27日に開幕した。
第17回中国・ASEAN博覧会ならびに中国・ASEANビジネス・投資サミットの開幕式が27日に開幕した。中国が2013年に、より緊密な中国-ASEAN(東南アジア諸国連合)運命共同体をASEANと共に構築していくことを提唱して以来、この運命共同体の構築のビジョンは、中国とASEANの双方にとってのキーワードになった。今年は特に、中国とASEANは新型コロナウイルス感染症に対抗しつつ経済貿易の協力を推進した。双方間の貿易総額は1-10月、世界全体の情勢とは裏腹に前年同期比7%増の成長を見せ、中国とASEANはいずれも、相手側にとっての最大の貿易パートナーだ。
今年は中国・ASEANデジタル経済協力年でもある。今回の中国・ASEAN博覧会のテーマは、「『一帯一路』を共に建設・デジタル経済を共に振興」だ。ASEANのリム・ジョクホイ事務総長によれば、ASEANのGDPに占めるデジタル経済の比率は2015年時点で1.3%だったが、2015年には8.5%にまで上昇する見込みだ。リム事務総長は、中国はデジタル関連のインフラ施設などの分野において世界の先頭集団に属しており、ASEANが自らの領域でのデジタル経済を発展させていくためのパートナーだとの認識を示した。
もちろん、経済発展の前提となるのは、感染症を有効に抑止することだ。「中国はワクチンの投入開始後にASEAN加盟国のニーズを積極的に考慮」「ASEAN COVID-19対策基金を資金提供で支持」「ASEANの衛生関連行政官と専門技術者を1000人養成」――。中国のこれらの極めて着実な措置は、感染症対策における中国とASEANの協力レベルを引き上げるだけでなく、双方が経済貿易での協力を推進するための力強い保障になる。
今年は中国-ASEAN自由貿易協定の成立10周年だ。最近ではアジア地域包括的経済連携(RCEP)が締結された。これらはいずれも、中国とASEANが協力をさらに深めるために有利な条件を創出した。中国側の提唱は、中国とASEANの経済貿易の協力を推進しつつあり、新たな「黄金の10年」の扉を押し開けることにつながると予測することができる。(CRI論説員)
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