Record China 2020年11月29日(日) 20時40分
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中華圏「3大映画賞」の1つで、中国版アカデミー賞とも呼ばれる中国電影金鶏奨が28日、福建省アモイ市で授賞式を開催。ピーター・チャン(陳可辛)監督の「奪冠」が最優秀作品賞に選ばれた。
台湾の金馬奨、香港の金像奨と並び、中華圏の「3大映画賞」の1つ。今年で33回目を迎えた金鶏奨は1981年にスタートし、2005年からは奇数年の隔年開催となったが、昨年から毎年開催に戻されている。
28日に行われた授賞式では、ピーター・チャン監督の「奪冠」が最優秀作品賞を受賞。授賞式には出席できなかったチャン監督だが、この日が58回目の誕生日に当たるため、大きなプレゼントとなった。今秋に公開されてヒットした「奪冠」は、女子バレー中国代表の35年の歩みを、現在の代表チームを率いる監督で、かつての名選手だった郎平(ラン・ピン)を通じて描くもの。作品では女優コン・リー(鞏俐)が郎平を演じている。
最優秀主演男優賞には、映画「BRAVE ブレイブ 大都市焼失」(烈火英雄)から俳優ホアン・シャオミン(黄暁明)が受賞した。「アメリカン・ドリーム・イン・チャイナ」で受賞した13年に続き、同部門で2回目の受賞となった。
最優秀主演女優賞には、映画「少年の君」のチョウ・ドンユィ(周冬雨)が選ばれた。来年開催の第93回米アカデミー賞で、国際長編映画賞の香港代表にも選ばれている同作だが、チョウ・ドンユィは今年、“香港版アカデミー賞”の金像奨でも最優秀主演女優賞を獲得。また、16年には台湾の金馬奨でも同賞に輝いたことから、「3大映画賞」を総なめにした初の「90後」(1990年代生まれ)女優となっている。(Mathilda)
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