anomado 2020年12月4日(金) 8時30分
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中国で劇場公開されるファンタジー・アクション映画「赤狐書生(原題)」ために、久石譲が作曲しオーケストラを編成した。
中国で12月4日から劇場公開されるファンタジー・アクション映画「赤狐書生(原題)」。この作品のために、映画音楽の巨匠・久石譲が作曲し、オーケストラを編成したことが大きな話題を呼んでいる。
久石譲といえば、アニメ「天空の城ラピュタ」、「千と千尋の神隠し」、「となりのトトロ」などの音楽を担当し、数々の名曲を生み出した作曲家で、日本のみならず海外でも人気がある。
「赤狐書生」の主人公は、科挙のために都へ向かう書生・王子進と、その命を狙うキツネの妖怪・白十三。旅を共にするうちに親友となった2人が、いくたびもの危機を乗り切っていく冒険物語だ。王子進は台湾出身の若手俳優チェン・リーノン(陳立農)が、白十三は「GO!GO!シンデレラは片想い」で大ブレイクしたリー・シエン(李現)が演じる。
久石は、書生と妖怪の純粋な友情に心打たれて作曲を快諾したという。映画の世界観を最大限に表すため、フラジオレットという珍しい木管楽器を導入し、39人のオーケストラを特別編成した。「今回の映画はとても素晴らしくできていると思います。ファンタジー・アクションですが、2人の若者の友情みたいなものが、とてもしっかりと描かれています。音楽的にも、本当にエンターテインメントとして楽しめる、ダイナミックでありながら、きちんとしたよいものができたと思って満足しています」とコメントしている。
制作側は久石の快諾を「信じられなかったと」し、その作品について「若者同士の友情が段階を経て深まる様子を音楽が表現しているので、きっと視聴者の心に響くでしょう。久石先生はどんな音とその強弱が、映画をより魅力的にするかを知り尽くした大ベテランです」と絶賛している。
公開も間近となった「赤狐書生」。映像と音楽のどちらにも期待できるこの作品は、日本の華流ファンの間で早くも「日本上陸を」の声が上がっており、その日が心待ちにされている。(提供/華流・anomado)
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