Record China 2020年12月7日(月) 12時0分
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3日、韓国・ファイナンシャルニュースは「日本の失われた30年、猛追者韓国が5年以内に技術力も上回る」と題した記事を掲載した。写真は現代自動車。
2020年12月3日、韓国・ファイナンシャルニュースは「日本の失われた30年、猛追者韓国が5年以内に技術力も上回る」と題した記事を掲載した。
記事によると、韓国経済研究院が韓国の9大輸出主力産業について日韓の世界シェアを調査した結果、2000年は1位産業の数が日本6、韓国2だったが、昨年は日本1、韓国1と並んだ。24年には日本の1位産業が皆無になると予想している。
9大主力産業の全てで日本のシェアは20年間下落を続けている。とりわけメモリは、基幹技術を保有しているにもかかわらずサムスン電子、SKハイニックスに押されて6%台まで落ち込んでいる。自動車、鉄鋼、造船、電子も韓国企業の成長の中、相次ぎ1位の座を追われているといい、「20数年前の日本の主力産業が、今では韓国の主力産業となった」としている。
また、韓国を100と仮定して9大主力産業の技術競争力を比較すると、2000年の日本は113.8でかなりの優位にあったが、現在は102.8と、日韓の差は縮まっているという。24年ごろには日本の同数値は97.4まで下がり、日韓の技術力が逆転するとの予想を示している。ただ、自動車(117.4)、繊維(116.3)、石油化学(108.3)、一般機械(107.1)などでは以前、日本が優位だとの見通しだ。
記事は「19年に日本が韓国に対し素材・部品・装備の輸出規制を施行したことで、当初は韓国内に懸念が広がったが、現在はむしろ『災い転じて福となす』という状況だ」と伝えている。日本の輸出規制以降、SKマテリアルズが超高純度フッ化水素ガス、ソルブレイン(Soulbrain)が液体フッ化水素の量産を始め、米デュポンは韓国内のフォトレジスト(感光材)生産工場に投資。これらにより、フォトレジストとフッ化水素の日本輸入依存度は6.1%と33.0%まで下がったという。記事は「輸出規制措置は日本経済にとってブーメランとなった」とも指摘している。
ただ、韓国が日本を追い上げたように、最近は中国が韓国を脅かしていることから、「日本経済状況を反面教師として、不確実性に備えるべき」との声も上がっている。現代経済研究院は「今の韓国の環境で、日本の轍(てつ)を踏む可能性は低いが、長期低成長の局面に入れば、日本が経験した問題点を韓国も免れることはできないだろう」と話しているという。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「もはや日本は競争相手ではない」「1年半前まで、日本に謝罪すべきだ、技術力は何十年も後れてると騒いでた教授や記者はどこに行った?」「あとは検察とメディア改革さえうまくいけば、先進国入りは間違いない」「近代100年を除外すれば、韓国は常に日本の前を進む国だった。日本は運良く開港が早くて、少しの間韓国を追い抜いていただけ。いつも朝鮮半島から文物が伝えられていた」「こんないい記事に、『いいね!』が押せないの?。5万回は押したい気分だ」など、喜びの声が殺到している。
一方で「日本に失われた30年が生じたのは、不動産バブルのせいだ。韓国も今の構造を早く改善しないと、日本のようになるかもしれない」などと警鐘を鳴らすコメントも見られた。(翻訳・編集/麻江)
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