フライメディア 2020年12月8日(火) 21時20分
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2020年12月1日、上海で、改正された「上海市軌道交通乗客規則」という地下鉄乗車ルールが施行された。
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これにより、携帯電話などの電子機器を使用するときに音声を発する行為や車内飲食が禁止となる。この改正ルールを聞いた乗客は、“歓迎”派が多いのではないだろうか。
これまで、地下鉄車内は、比較的“自由”な空間だった。例えば、「音」で言うと、動画アプリの再生音が響いたり、イヤホンせずに音楽を流したり、コミュニケーションアプリ「ウィーチャット(Wechat/微信)」の音声チャットを利用したりする乗客が多かった。
車内全体に響くような声で電話をする乗客や談笑する乗客、その音が大きすぎて、車内の騒音に変わり、悩まされる人も多かったはず。
聞きたくもない会話やドラマの音声が耳に入ることは非常に苦痛なことだ。とりわけ朝の出勤時、満員車両の中となれば、それだけでストレスを感じることもある。
そして、「車内飲食の禁止」。今年は、コロナ対策として、乗車にはマスク着用が義務づけられているので、車内で飲食をしている人を見かけることは少ないが、かつては、車内でもアツアツの肉マン、汁もののコンビニおでんを食べる強者の姿が見られた。
朝の出勤時、乗客でギュウギュウになる車両に、“充満する様々なにおい”、“響きわたる大きな音声”、想像するだけで、乗車をためらいそうだ。
これまで、「飲食」や「音声」には、比較的寛容かと思われたが、今回のルール改正で、これらも厳しく管理することになった地下鉄車両。
乗車マナーが良くなることへの期待も高いが、如何せん上海は国際都市。流動人口も多く、こうした乗車ルールを知らない人たちも多く利用する。浸透するまでには時間がかかりそうだ。(提供/フライメディア)
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