フライメディア 2020年12月10日(木) 10時20分
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気温が15度程度まで下がる日もあり、本格的な冬の到来を感じる香港。それと共にコロナの新規感染者が100名を超える日も出てきて、冬と共にコロナの第4波をも迎える事となった。
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筆者が第1波からの状況を見てきて思うことは、香港に於けるコロナ対策はかなりしっかりされている方ではないか、という事だ。政府の通達は状況に応じてその都度スピーディーに且つ、必要な対策がとられていると感じる。
例えば11月30日に発表された防疫措置は下記となる。(11月30日現在発表のもの。状況に応じて条件はその都度変わっていく)
1)発表の翌々日にあたる12月2日からの2週間、公共の場における集団制限は2名まで。(外出の際に出歩ける人数は2名単位まで)
2)同期間、飲食店の営業は夜22時までとなり、1卓に着席できる人数は最大2名まで。
(収容人数の制限有、テーブル距離を離す、検温や消毒の義務は以前より出ている)
3)同期間、娯楽施設(ゲームセンターや麻雀店、テーマーパークや映画館など)、カラオケやプールの閉鎖。
4)同期間、公務員は在宅勤務(緊急サービスなどを除く)
ジムや美容施設は引き続き営業可能となっているが、マスク着用や1グループ2名までという規制が出ている。またこの発表以前に、学校関係は既に休校となり、バーやナイトクラブは営業停止となっている。尚、違反者への罰金の引き上げ及び通報ホットライン開設も、発表された。
そして11月22日より始まる予定であった香港・シンガポール間のトラベルバブルも、今回香港で感染者が増えたことを受けて来年まで延期となった。また以前ご紹介をした香港版GO TOを含めた香港内の旅行団についても一旦停止(延期)、大型のイベントや年末の花火、旧正月のパレード等も中止の発表が出ている。
全くの外出禁止令までは出ていないが、感染者の数に応じて政府から細かな条例が出ている香港。そして状況を考慮しながら臨機応変に規制の調整が行われている。
ホリデーシーズンを迎える直前というタイミングで暫くは辛抱をしなければならない事が増えるが、細かな規制を守ることで早い状況の回復に繋がる事を祈るばかりである。(提供/フライメディア、文/写真 香港コーディネーター 矢島園子)
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