日本人が選ぶ「国民の女神」、なぜますますこういうタイプに?―中国メディア

Record China    2020年12月13日(日) 14時0分

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7日、澎湃新聞は、日本人が選ぶ「国民の女神」の変化について考察する記事を掲載した。

2020年12月7日、中国メディアの澎湃新聞は、日本人が選ぶ「国民の女神」の変化について考察する記事を掲載した。

記事は「近ごろ、日本で行われたアンケートで新垣結衣が『国民の女神』に選ばれたことが中国版ツイッター・微博で注目された。ランキング自体にそこまで大きな意味はないが、どの女優が人気なのかは、社会における理想の女性、愛情、結婚をある程度反映している」と指摘した。

そして「総じて、21世紀に入るまでは、高視聴率を獲得した日本のドラマに登場する女神には親近感、親しみやすさといった『親和性』はなかった。それが、21世紀に入って経済の停滞が生活に与えるネガティブな影響が顕在化するにつれて、ドラマの中の女神の家庭生活化が進み、独立性や攻撃性が弱まる一方で『親和力』や『癒し』の要素が強まっていった」と分析した。

一方で、「あらゆる人に『癒し』を与えるには、地頭の良さ、行動力、包容力も必要だ」とし、「そこで頭角を現したのが新垣結衣だ」とした。「デビュー以降ほとんど変わらぬ容姿で『距離感』『神秘感』を帯びていない新垣は、ドラマの中で主役として扱われるよりも、純粋で『人畜無害』な安心感を持つキャラクターとして受け入れられてきた」と解説した。

記事は、そんな新垣がドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主人公として大ブレークを果たしたことは、「新垣が日本のドラマの『女神』になったというよりも、今の日本のドラマに対して人びとが『憧れの女神』を求めなくなり、苦労を重ねなくても自らやってくる『仙女』像を求めるようになったということだ」と論じた。

そして最後に、「人間関係が希薄化した都会の生活に加え、ネット上ではネガティブな情報があまりに多く、人びとは自信を失いがちである。そんな中、少女のようにかわいらしく、親しみやすさがあり、賢くて良い趣味をしている癒し系の女性を、世の男子は求めるようになったのである」としている。(翻訳・編集/川尻

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