Record China 2020年12月12日(土) 8時20分
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11日、韓国・JTBCは、韓国で新型コロナウイルス第3波が広がる中、ワクチンの獲得競争で韓国政府が「安易な判断ミス」をしたと指摘した。資料写真。
2020年12月11日、韓国・JTBCは、韓国で新型コロナウイルス第3波が広がる中、ワクチンの獲得競争で韓国政府が「安易な判断ミス」をしたと指摘した。
世界でワクチンの接種が本格的に開始され、韓国政府も「来年上半期に接種を開始する」と発表した。しかし報道は「韓国政府が唯一契約した英国のアストラゼネカに問題が生じた」とし、「米国の食品医薬品局(FDA)の承認が遅れれば韓国も影響を受けるため、さらに遅れる可能性がある」と指摘している。
また、日本の状況と比較して「確保したワクチンの分量に明らかな差がある」とも指摘している。日本政府はアストラゼネカとファイザーのワクチンをそれぞれ6000万人分、モデルナのワクチンも2500万人分を購入した。一方、韓国が確保しているのはアストラゼネカ、ファイザー、モデルナがそれぞれ1000万人分、その他のメーカーのワクチンが1400万人分だという。
韓国政府は「国民80%以上が摂取できる分量を確保した」としているが、報道は「先に購入した国が多く、優先順位が低い」と指摘。「世界的には遅いと言われている日本ですら、コロナ発生初期からワクチン確保に向け動き、7月から契約を締結し始めた。さらに国民100~300人を対象に臨床試験まですでに行っている」と説明し、韓国の対応が遅れた理由について「副作用への懸念と防疫政策により統制できるという自信があったため」と分析。その上で「副作用のないワクチンは存在しない上、今はコロナを全く統制できていない。慎重さと自信の中で万が一の状況に備えられなかった」と批判している。
また、専門家からも「防疫は先制的に、ワクチン確保は攻撃的にするべきだ」と指摘する声が上がっていると伝えている。
これを見た韓国のネットユーザーからは「ワクチン接種が遅くなってもいい。もし副作用が深刻なら全て廃棄するべき」「韓国政府の判断はむしろ賢明だ。今は他の国の状況を見守ろう」「ワクチンの副作用の恐ろしさを知らない人が多過ぎる」「よく分からないワクチンを打つなら、マスクをして家に閉じこもっている方がいい」など「安全が第一」との意見が寄せられている。
一方で「防疫にもワクチン確保にも失敗したら今後どうやって暮らせばいい?」「韓国政府はいつも他の国よりワンテンポ遅い」「日本より遅れるなんて。国民の安全に全く関心がない証拠だ」「日本政府が優秀なのではなく、韓国政府ができなさ過ぎ。日常に戻れる日がどんどん遠ざかっていく」など不安や批判の声も数多く見られた。(翻訳・編集/堂本)
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