サッカー仏代表グリーズマン、人権問題でファーウェイとの契約を即時解除=中国ネット「洗脳されてる」

Record China    2020年12月11日(金) 12時20分

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10日、仏国際放送局RFIの中国語サイトは、サッカーフランス代表アントワーヌ・グリーズマンが、人権問題を理由にファーウェイとの宣伝契約を直ちに解除することを発表したと報じた。

2020年12月10日、仏国際放送局RFIの中国語サイトは、サッカーフランス代表アントワーヌ・グリーズマン選手が、人権問題を理由に中国通信機器大手ファーウェイ(華為技術)との宣伝契約を直ちに解除することを発表したと報じた。

記事は、FCバルセロナでプレーするグリーズマン選手が10日にインスタグラム上で、ファーウェイとの契約を直ちに解除することを発表したと紹介。声明には「ファーウェイが顔認証ソフトウェアを使ってウイグル族検出アラートを開発しているとの強い疑いを持ったため、直ちに同社との契約を解除することを宣言する」と書かれ、ファーウェイに対して「大規模な制圧を非難する具体的な行動をとるとともに、その影響力を人権や女性の権利の尊重促進に利用する」よう求めたとしている。

そして、米紙ワシントン・ポストが8日、ファーウェイが中国企業とともに顔認証技術開発プロジェクトを進めており、個人の年齢、性別、民族を識別できる顔認証システムが、ウイグル族の検出、警察への通報に用いられる可能性があると報じ、ファーウェイにこの件を問い合わせると、ファーウェイのウェブサイトに掲載されていた顔認証テストに関する報告が削除される動きが見られたと伝えたことを挙げ、グリーズマンがファーウェイとの契約を突如解除した背景として紹介した。

記事によれば、グリーズマンは2017年4月にファーウェイブランドのPRキャラクターに就任し、Instagram(インスタグラム)などで製品をPRする情報を発信していたという。

この件について、中国のネットユーザーは「辞めるのは結構だが、違約金はちゃんと払えよ」「フランスがムスリムを迫害していることについては何も言わないんだな」「今回の件は中国に対する侮辱まではいかないと思うが、もし(中国政府を公然と批判した元ドイツ代表)エジルのようなことをすれば、彼のユニホームをズタズタに切り裂くつもりだ」「単なる疑念なのに……」「頭がきれいに洗脳されてしまっている」「中国外交部報道官の発言、早く」「いや、外交部が取り上げるに値しない」といったコメントが見られた。(翻訳・編集/川尻

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