Record China 2020年12月14日(月) 19時20分
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中国で行われたサッカーのユースチームの試合で相手選手の腹部をスパイクの裏で蹴り付ける危険なプレーが見られた。
中国で行われたサッカーのユースチームの試合で相手選手の腹部をスパイクの裏で蹴り付ける危険なプレーが見られた。中国のスポーツメディア・新浪体育などが11日付で伝えた。
問題のプレーは2020浙江省青少年サッカー男子U-14(14歳以下)大会の寧波チームVS杭州チームの試合で起きた。
寧波が1-0でリードした後半アディショナルタイム、負けていた杭州の選手が、タッチライン際で浮き球を処理しようとした寧波の選手にスパイクの裏を見せながら勢いよく飛びかかった。腹部に蹴りを受けた寧波の選手は倒れたまま起き上がれず。ファウルを犯した選手が相手を気遣う様子もなく平然としている様子に怒った寧波の別の選手が詰め寄ったが、ベンチにいたコーチやほかの選手、主審らに止められた。客席は騒然となり、同選手に対する罵声が飛んだ。
その後、両チームの選手らがピッチ上でにらみ合うなど不穏な空気が流れたが、スタンドから「話をするな」「けんかはするな」といったヤジが飛び、乱闘には発展しなかった。
中国のネットユーザーからは、あまりに危険なプレーだったため「これは犯罪じゃないか!」「それでも人間か?」「永久追放に値する」「サッカーやめろ」「絶対に故意にけがをさせに行っている。相手の命すら気にかけていない」「しかも、チームメイトも『けんか上等』と言わんばかりの態度。このチームはおかしい」「サッカーの前にまずは人としてどうあるべきかを学べ」など、批判の声が殺到した。
また、「これぞ中国サッカーだ」「これが中国サッカーの本当の姿。根っこまで腐ってる」「素晴らしい。非常に中国サッカーらしい!」などと皮肉ったり揶揄(やゆ)したりする声も上がっている。
このほか、映像には主審がレッドカード(退場)ではなくイエローカード(警告)を提示している様子が映っていることから、「イエローカードなのが納得いかない」「これが一発退場でなければ、何をしたら一発退場になるのか?人殺しか?」など、主審の判定に疑問を投げかける声も噴出したが、報道によると、映像には映っていないものの実際はその場で退場処分になっていたようだ。
中国サッカーをめぐっては、プロアマ問わず危険なプレーや暴力が頻発している。先日にも、FC東京のディエゴ・オリヴェイラが上海申花の中国選手に危険なタックルを見舞われて負傷退場したほか、昨年12月に行われたE-1サッカー選手権の日本対中国戦では中国代表DFの姜至鵬(ジアン・ジーポン)が競り合いの際に高く上げた左足が、飛び蹴りのような形で橋岡大樹の頭部にヒットした。こうしたプレーに対しては、中国国内からも非難の声が上がっていた。(翻訳・編集/北田)
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