Record China 2020年12月14日(月) 14時20分
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広東省メディアの羊城晩報は6日付で、12月3日から6日まで同省仏山市で開催されたロボット博覧会を改めて紹介した。
同博覧会には、新松機器人、中信重工などの中国企業だけでなく、日本のファナックやドイツのクーカ、スイスのABBなど中国内外の300社余りが出展した。会場を訪れた市民も、世界最先端のロボットの巧妙さに引き込まれたという。
記事は目についたロボットの例として、後方宙返りをしてから階段を駆け上る犬型ロボットや、人の顔を見て3分から5分後には似顔絵を仕上げる画家ロボットを紹介した。この画家ロボットは、人の顔を識別してから特徴を抽出して、計画を立てて、さらに人の顔立ちを記録して似顔絵を描くという。
杭州宇樹科技が出展した四つ足ロボットのUnitree A1は、秒速3.3メートル(時速約11.9キロ)で持続して走ることができる。同社関係者によれば、近似する規格のものとしては、中国で最も速く走り、最も安定した四つ足ロボットという。
会場で開催された世界ロボット・コンクール2020では、約2000チーム・7000人が争った。広東省から出場したチームは多くが好成績を収めた。うち中国科学院深セン先進技術研究院のロボットは両腕協働ロボットのグループで1位を獲得、広州児童活動センターは、VEX競技の中学生の部で優勝した。
仏山市の喬羽副市長は同市の状況について、「(中国)全国、ひいては全世界の重要な製造業基地であり、全国で唯一の、製造業の転換とアップグレードの総合改革試行都市」と説明。仏山市は2019年には経済規模が1兆元(約15兆9000億円)を超える都市の仲間入りを果たしたという。
喬副市長によると、ロボットは「製造業の王冠の頂きにある真珠」にも例えられ、仏山市の工業体系は健全であり、製造業の各業種を網羅している。現在は中国全国のロボットの5台に1台が、仏山市で製造されているという。(翻訳・編集/如月隼人)
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