Record China 2020年12月16日(水) 11時50分
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中国サッカー協会の陳戌源会長の言葉に、中国のサッカーファンからツッコミが殺到している。
中国サッカー協会の陳戌源(チェン・シューユエン)会長の言葉に、中国のサッカーファンからツッコミが殺到している。
14日に上海で行われた会議に出席した陳会長は、中国クラブの資金がJリーグのクラブの3倍、韓国Kリーグの10倍であることや、トップ選手の年俸がJリーグの5.8倍、Kリーグの11.67倍に上ることを挙げ、「驚くべきものだ」と言及。「われわれはまだ目を覚まさないのか。良心は死んだというのか。われわれはまだこうした環境下でやっていかなければならないのか」と述べ、他国と比べて選手に必要以上の大金を支払っている現状を変えることの必要性を訴えた。陳会長は今年、各クラブのオーナーらと会談して選手の減給について理解を得たとしている。
選手の減給は20年ほど前にも試みられたことがあるが、当時は「陰陽契約」と言われる表向きの契約のほかに裏契約を結ぶケースが相次いだため、実質的な効果はあまり発揮されなかった。陳会長は、今後はこうした契約問題にも厳格に対応するとし、選手がクラブ以外の第三者と契約を結んだり、1万元(約16万円)以上の金品を受け取ったりする場合は、いずれもサッカー協会への申告を義務付けるとした。また、クラブと選手が「陰陽契約」を結んでいることが発覚した場合は、クラブはリーグ降格となり、選手は2年間の出場停止処分となるという。
中国リーグについては、特に自国選手について「高い給料に見合ったプレーをしていない」との批判の声も多かった。陳会長のこうした改革方針に対して「確かに選手は給料をもらいすぎだ」などと賛同する声がある一方で、長年腐敗が指摘されてきた中国サッカー協会への批判の声も根強く「サッカー協会自身が諸悪の根源ではないのか?」「目を覚ます?一般人ですらみんなとっくに気付いていたことだろうに」「サッカー界全体が腐敗しているからどうしようもない」「あなたも一緒に反省しないといけないんじゃないのか?」「サッカー協会はこの10~15年、死んだふりをしていた(問題があっても対処してこなかった)」「サッカー協会の年間の運営費はいくら?そっちも削減すべきじゃないのか」といったコメントが多くを占めている。
ほかにも、「問題は金を使いすぎることじゃない。使っても使っても一向にレベルが上がらないことだ」と指摘する声や、「中国男子サッカーは解散すればいいよ」「もう中国サッカーを口にするのも嫌」など、厳しい声も上がっている。(翻訳・編集/北田)
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