Record China 2020年12月15日(火) 18時0分
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中国重慶市で行われたアマチュアサッカーリーグの試合で悪質な暴力プレーが見られた。14日付で広州日報など複数のメディアが伝えた。
13日に行われた試合で、77番の選手がドリブルを仕掛ける中、ディフェンスに来た相手選手にひじ打ちを見舞った。直後に別の選手にボールを奪われると、後を追って背後から相手の足を思い切り蹴り付けた。また、このプレーで倒れた相手選手を飛び越える際に、相手の頭部を踏みつけるようなしぐさを見せた。77番の選手は大柄で体格が良いのに対し、倒れた選手は小柄。幸い当たらなかったが、もし当たっていたらと想像するとぞっとするほどの危険なプレーだ。
さらに、倒された選手はすぐに立ち上がって77番の選手に詰め寄るが、同選手は手を使って突き飛ばし、走り寄ってきて抗議した別の選手には前蹴りを見舞った。現場では主審の笛が鳴り響き、線審や他のチームメイトが止めに入るなど、騒然とした。
中国のネットユーザーからは、「これはひどすぎる」「ボールじゃなく人を蹴っている。刑務所に送るべき」「少林サッカーかよ」「これは傷害。どこで起きようと関係なく110番に通報すべき」「しかも相手を踏みつけようとまでしている…これは殺人的行為だ」といった同選手への非難の声のほか、「中国はもうサッカーやめればいい」「中国サッカーにはクズがあふれてる。少年から大人まで、プロからアマまで」「サッカーする人ってみんな不良だと思ってる」といった中国サッカー自体への厳しい声が殺到した。
また、「2日前に相手選手に蹴りを入れたというニュースを見たばかりなのにまたか。わが国のサッカーは格闘技なのか」という声も。中国ではつい先日にも、浙江省で行われたU-14(14歳以下)の試合で相手選手に飛び蹴りを見舞う危険なプレーがあり、物議を醸したばかりだった。
中国メディアの観察者網は、77番の選手が過去にも試合中に暴力を振るったことがあると伝えている。同記事に掲載された動画には、同選手がボールに目もくれずに相手選手を押し倒して蹴りを入れる様子が映っている。
報道によると、この選手は「国家一級選手」で、全国大会でもプレーした経験を持つ元プロ選手とのこと。同選手にはその後、重慶市サッカー協会が主催する試合・イベントへの2年間の出場禁止と3000元(約4万7000円)の罰金などが科された。(翻訳・編集/北田)
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