<マレーシア機不明>漂流ごみで捜索が難航、不明機の残骸かと誤認情報相次ぐ―米メディア

Record China    2014年4月5日(土) 21時50分

拡大

2日、漂流ごみによって、不明のマレーシア機の捜索活動に影響が出ている。衛星画像が確認した機体の残骸と思われる物体は、調査の結果、今回の事件と無関係のごみだったことが明らかとなっている。

(1 / 2 枚)

2014年4月2日、中国紙・参考消息(電子版)によると、南インド洋でのマレーシア航空機の捜索期間中、衛星画像で機体の残骸と思われる物体を相次いで発見しているが、調査の結果、今回の事件と無関係のごみだったことが明らかとなっている。

その他の写真

米誌ポピュラーサイエンスによると、オーストラリア・パース以西1150カイリの航路や大都市から遠く離れた海域であっても多くの漂流ごみが存在する。オーストラリア連邦科学工業研究機関の科学者であるデニス・ハダスティ氏の研究によると、オーストラリアの周辺海域には毎平方キロメートルに少なくとも5000〜7000個の小さなプラスチック片が漂流している。

機体捜索海域はインド洋の渦流東部の境目に位置しており、ある科学者によると、この渦の中には大量のプラスチック廃棄物が存在し、その多くは小さな断片で、海面を漂流している。米国の環境NGO・アルガリタ海洋研究所で漂流ごみの研究をするチャールズ・ムーア氏は、「漂流ごみがあらゆる捜索活動に影響を及ぼしている」と話す。

豪ニューサウスウェールズ大学の海洋学者エリック ・バン・セビル氏は、「ごみはオーストラリア、インドネシア、インドの各地から流れてきたもの。海上の渦によって、漂流ごみは混ぜられ、一緒くたになっている」と話した。(翻訳・編集/藤)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携