多国籍企業の魅力薄れる、中国大学生の就職事情―米紙

Record China    2014年4月6日(日) 14時44分

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3日、多国籍企業に就職を希望する中国の若者が減少しており、以前と状況が一転している。写真は上海で行われた就職説明会。

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2014年4月3日、米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、多国籍企業に就職を希望する中国の若者が減少している。4日付で環球時報が伝えた。

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24歳の郭文(グゥオ・ウェン)さんは、今年6月に北京大学マイクロエレクトロニクス学部を卒業し、中国IT業界大手のテンセントに就職する。以前であれば、郭さんのような人材は卒業前から多国籍企業に奪われることが多かった。しかし現在の状況は以前と異なり、多国籍企業に就職を希望する大学生が減少している。

国際コンサルティング会社ユニバーサムが昨年10月から今年1月にかけて、全国103カ所の教育機関の学生5万人余りを対象に行った調査によると、多国籍企業を希望する学生は、昨年は38%だったが、今年は21%にまで下がった。

郭さんは「昔は国営・私営企業の給与は外資系企業より低かった。だが今年は一部の中国企業が初任給を引き上げた」と語った。

しかし、人的資源の専門家はこの厳しい就職環境では大学生に選択の余地はないと指摘した。中国政府の統計によると、今年卒業する大学生は約730万人に上る見通し。(翻訳・編集/藤)

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