2020年12月19日、中国メディアの現代快報は、中国で男児がトイレの便器にはまって出られなくなるトラブルが起きたと報じた。

記事は「フィットネス器具に玩具、椅子……わんぱくな子どもは、ありとあらゆる物にはまる」とした上で、13日夜に江蘇省揚州市のホテルから「男児がトイレの便器から出られなくなった」と消防当局に通報があった騒動を紹介した。

消防隊員が現場に駆け付けると、6～7歳の男児が尻がトイレの便器にはまったまま号泣しており、そばにいた父親がうろたえていた。通報者である父親は「息子がトイレで突然泣き出したので、行ってみると、尻が便器にはまってしまっていた。抱き上げようとしたが痛がったので、やむを得ず消防隊に救助を求めた」と語ったという。

男児は消防隊員に対して「便器を壊して」と要求したが、便器の破片で男児が「二次被害」に遭うリスクを考えた消防隊員は、ボディーソープをつけたタオルで男児の尻を拭いて滑らせ、便器から出す作戦を実行。十数分後に男児の尻は無事便器から抜け出した。その様子を見た父親は、消防隊員に何度も頭を下げたという。

救助に立ち会った消防隊員は「こんな状況、初めて出くわした」と語ったとのことである。（翻訳・編集/川尻）