Record China 2021年1月4日(月) 7時0分
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韓国では世界で初めて導入した5Gの品質に問題ありとの不満が出ている。一方で、4G は5Gのユーザー増の影響を受け速度が低下した。写真はソウル市内の地下鉄駅構内のスマートフォン利用者。
中国メディアの前瞻網は3日「あちらを立てればこちらが立たず?」などとして、韓国では5Gの品質を問題する声が高まり、一方では5Gユーザーの増加の影響を受け4Gの速度が低下したと紹介した。
記事はまず、韓国は2019年4月、米国、中国、日本など世界の国に先駆けて商用5G(第5世代移動通信システム)を導入したと説明。しかし韓国の5Gはその後、品質が悪い、カバーする範囲が不足、料金が高いなど、多くの国民の批判を浴びているという。
さらに、韓国政府・科学技術情報通信部はこのほど発表した通信の質についてのリポートで、同国における4Gの速度低下を初めて認めた。実際には、速度低下問題への人々の不満は、すでに大いに高まっていた。
科学技術情報通信部のリポートは、4Gの速度低下の背景にある「主犯格」は、5Gだとの見方を示した。韓国における5Gユーザーは現在までに同国の人口の約5分の1に相当する1000万人を超えた。そして、5Gによるダウンロード速度は20年上半期よりも平均で約5.2%向上した。一方で、4Gによるダウンロード速度は平均で4%、アップロード速度は平均で9%低下した。同国でネット接続の速度が低下したのは初めてという。
韓国では、5Gの商用運用の開始を急ぐために、5Gを4Gのネットワークに組み込む形で建設を進めた。そのため5Gユーザーが増加したところで、もともと存在した4Gネットワークへの影響が大きくなったという。
一方では、5Gの品質に問題ありとして、再び4Gサービスに乗り換えるユーザーも、56万人を超えたとされる。(翻訳・編集/如月隼人)
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