環球網 2021年1月5日(火) 19時50分
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「中国天眼」と呼ばれる500メートル球面電波望遠鏡(FAST)は2021年4月1日から全世界の科学界に正式開放し、世界中の科学者らからの観測申請も始まる。
中国科学院国家天文台「中国天眼」運行・発展センターによると、4月1日から各国の科学者はオンラインによる観測申請が可能となる。申請されたプロジェクトは「中国天眼」科学委員会と時間分配委員会によって審査され、8月1日から観測時間が割り当てられる。
「中国天眼」運行・発展センターの常務副主任を務める姜鵬チーフエンジニアによると、世界の科学界に向けて開放する最初の一年には、国外の科学者に割り当てられる観測時間は全体の約10%になる予定だ。
「中国天眼」はすでに科学研究の目標と関連する戦略計画に基づき、複数の優先・重大プロジェクトが確定した。ドリフトスキャン多科学目標サーベイ、銀河系偏光サーベイ、パルサータイミングアレイ、高速電波バーストなどのプロジェクトが含まれるが、観測申請はこれらの分野に制限しない。
「中国天眼」は2020年1月11日から正式に稼働を始め、中国科学院国家天文台の主導建設初期から、国際慣習に基づき徐々に開放する原則を確立した。「中国天眼」の科学的効能をより良く発揮させ、重大な科学成果の産出を促し、全人類の宇宙への探索と認識に貢献する。(提供/環球網・編集/孫ソウ)
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