Record China 2021年1月6日(水) 13時30分
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中国での上映中止が明らかになった映画「晴雅集」から、中国版ツイッターの公式アカウントが別れのメッセージを正式に公開。ネットユーザーからの意見は、この措置を妥当とする声が大半を占めている。
日本の人気小説「陰陽師」を実写化した映画「晴雅集」は、中国で先月25日に封切られた話題作だが、今月4日に上映の全面中止が報じられ、5日には各地の映画館から一斉に姿を消した。ニュースサイトの新浪(SINA)では、取材した映画館がそれぞれ、4日夜に上映差し止めの通達を受け取ったと報じている。
上映中止の理由については、メガホンを執った作家で映画監督のグオ・ジンミン(郭敬明)が先月31日、過去に発表した小説での盗用疑惑を認めて謝罪したこと、さらには「晴雅集」で米マーベル映画「ドクター・ストレンジ」に酷似したシーンがあると話題になったことが挙げられている。
「晴雅集」の中国版ツイッター・新浪微博(Weibo)の公式アカウントは今月4日、「今世では縁がなかったが、伺候できたことを光栄に思う」と映画ポスターの中に観客へ向けたメッセージをつづったものを公開しており、上映中止を正式に発表した形となった。
上映中止についてネットユーザーからは、「盗作した加害者は必ず代償を払うべき」「大きな損失は自業自得と言わざるを得ない」とグオ・ジンミンを批判する声が多く上がるほか、主演のマーク・チャオ(趙又廷)とドン・ルン(●倫、●は「登」におおざと)をはじめとする出演者の好演、スタッフの技術的なこだわりを称賛する声も多く、「映画自体は美しく素晴らしかった」「ショックだろうが今後も頑張ってほしい」と激励の声が飛んでいる。
ニュースサイトの網易(Net Ease)が上映中止について意見を求めたアンケートでは、「盗作した者に対する措置として正しい決定だ」を選んだ人が70%を超え、「やり過ぎだ。映画は上映しても差し支えない」を選んだ人を大きく上回っている。(Mathilda)
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