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6日、観察者網は、米国で中国的なデザインを一切排除したマージャン牌に対して、中国系のネットユーザーから批判が噴出したと報じた。
2021年1月6日、観察者網は、米国で中国的なデザインを一切排除したマージャン牌に対して、中国系のネットユーザーから批判が噴出したと報じた。
記事は、1920年代にマージャンが中国から伝わって以降、米国では娯楽やコミュニケーションの手段として広く親しまれてきたと紹介。一方で、漢字が読めない人にとって牌のデザインは決してとっつきやすいものではなく、隅にアラビア数字やアルファベットを記載した牌が普及したと伝えた。
そしてこのほど、ある米国企業が「あらゆる中国的要素を排除した牌」を発売したとし、創始者の女性が「2018年に初めてマージャンをやって好きになったが、牌のデザインがよくわからない上おしゃれではなく、『革新』が必要だと感じた」と開発の動機を語ったことを紹介。従来のマンズ、ソーズ、ピンズといったデザインがすべて刷新され、「新たな時代の米国人にふさわしいデザイン」になったとしている。
その上で、この「革新的」なマージャン牌の存在を知った中国系のネットユーザーや有識者から「数千年の歴史や伝統の産物を軽々しくポップな色に塗ったくるな」「中国のゲームに漢字の要素を戻せ。あんたたちに迎合するためにわれわれの歴史や文化を改造するのはやめてくれ」「結局、中国の文化を使って金もうけしようとしているじゃないか」などの批判の声が出たと伝え、その後この企業がSNS上の関連写真をすべて削除するとともに「中国の伝統あるマージャンへの敬意が欠けていたことを謝罪するとともに、『革新』という言葉を用いて多くの人を傷つけたことをおわびします」との謝罪声明を出すに至ったを紹介した。(翻訳・編集/川尻)
My culture is one of the oldest civilizations in the world. It is a product of thousands of years of tradition and history. My culture not some cheap coloring book that can be filled-in and be “made pretty” by the standards of privileged teenyboppers. #themahjongline pic.twitter.com/cbElPnzCcv
— Jeremy Lee (@JeremyLeeSF) January 5, 2021
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