人民網日本語版 2021年1月7日(木) 14時0分
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広東省仏山市公安局はこのほど、「2020年生まれで一番多かった名前」を発表した。
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広東省仏山市公安局はこのほど、「2020年生まれで一番多かった名前」を発表。「梓+〇」の組み合わせが最も人気で、男の子で一番多かったのは「梓睿」で、2年連続のトップとなった。一方、女の子で最も多かったのは「梓晴」で、5年連続でトップだった。人民網が各社の報道をまとめて報じた。
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「梓睿」や「梓晴」が連続でトップの座を守っている理由について、多くのネットユーザーは小説を読んで成長した人が大人になったからと分析し、「恋愛小説を読んだ世代の人々が親になったんだなぁ」、「小説の主人公とヒロインの名前集みたい」などの声が寄せられている。
このような現象について、民俗専門家の高巍(ガオ・ウェイ)氏は、「名前のつけ方を見ると、時代の影響をある程度見ることができる」との見方を示す。
現在、親になっている若者の世代が成長した時代は、香港や台湾、日本、韓国のポップカルチャーが中国に入ってきた時期と重なる。「小説家の瓊瑤の作品を原作としたアイドルが登場するドラマ、新派武侠小説などの登場人物の名前は文学・文芸のムードが漂っている。それらを見て育った世代の若者は強い印象を抱き、できた子供に、そこから取った名前を付けている」。
50後(1950年代生まれ)で最も多いのは「建国」や「解放」、60後(60年代生まれ)、70後(70年代生まれ)で最も多いのは「衛生」や「紅旗」などで、いずれも時代の影響を大きく受けている。
80後になると、「偉」、「傑」、「勇」などの漢字一文字の名前が流行し始め、さらに、「芳芳」や「●●(●は女へんに亭)」、「麗麗」といった、「漢字1文字の苗字+同じ漢字2文字の名前」というスタイルも人気になった。
90後(90年代生まれ)のほとんどは一人っ子で、オリジナリティーある個性的な名前が人気に。「子」、「博」、「毓」、「軒」など縁起の良い漢字を使った名前が流行した。
00後(2000年代生まれ)や10後(2010年代生まれ)の名前を見ると、流行にのった名前を付ける人が増え、「紫萱」や「子軒」、「宇軒」、「雨涵」などが大人気となった。
しかし、あるネットユーザーは、ここ5年人気となっている名前を比較してみると、昔から根強い人気を誇る「俊傑」が依然としてランク入りを果たしているという。(提供/人民網日本語版・編集/KN)
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