【CRI時評】私利追求の米政治家は慌てふためく

CRI時評    2021年1月8日(金) 11時10分

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「それらは本当の死者数だ。信じられないなら、病院へ行き、塹壕へ入り、医療従事者が何をしているかを見るといい」。新型コロナウイルス感染症をめぐる米疾病対策センター(CDC)のデータは誇張されているとするトランプ米大統領の攻撃に対し、米国の最高級の医学専門家であるアンソニー・ファウ...

「それらは本当の死者数だ。信じられないなら、病院へ行き、塹壕へ入り、医療従事者が何をしているかを見るといい」。新型コロナウイルス感染症をめぐる米疾病対策センター(CDC)のデータは誇張されているとするトランプ米大統領の攻撃に対し、米国の最高級の医学専門家であるアンソニー・ファウチ氏は怒りを込めてそう答えた。

累計で感染者数は2000万人を超え、死者数は35万人を超えている。ロサンゼルスでは6秒ごとに1人が新型コロナウイルスに感染したと診断されている。傲慢なワシントンの政治家が私利のために奔走する一方で、罪のない米国民は苦しみに置かれている。

過去10カ月、米国の新型コロナウイルス感染症との戦いにおいて、正確な情報は「品薄」となってきた。当初「インフルエンザのようなもの」と表現したことから始まり、消毒液注射というでたらめな治療法を流布し、感染拡大は政敵による「新たなでっち上げ」と主張するに至るまで、米政治家は、政治上の私利のために驚くような主張を幾度となく持ち出し、「偽科学」を売り込むなどして、米国民を誤った方向へと導いてきた。米紙ワシントン・ポストは、「誤った情報のパンデミックは、米国が最も先進的な医療技術を持ちながら、世界で新型コロナウイルスによる死亡率が最も高い国である理由を説明するのに役立つ」と指摘している。

退任まで20日も残されていない中で、ホワイトハウスの政治家はまだ最後の抵抗を試みている。感染状況をぼかし、いわゆる政績をアピールすることがその重要な手段となっている。ポンペオ米国務長官は新年初日、ツイッターへの投稿で、「米国は現在、4年前よりもはるかに安全だ」と述べているが、その当週、米国では33秒に1人が新型コロナウイルスで命を落としている。(CRI論説員)

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