Record China 2021年1月12日(火) 9時0分
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中国メディアの環球網は11日、韓国tvNで放送中のテレビドラマ「女神降臨」について、「広告が原因で現地ネットユーザーの不満を買った」と報じた。
記事は韓国メディアの報道を引用。それによると「女神降臨」ではバス停のシーンで中国企業の看板が現れたり、主人公がコンビニで中国の食品を食べるなどしており、「プロダクトプレイスメント」と呼ばれるこうした広告に多くのネットユーザーから「韓国ではなく中国のドラマと勘違いしてしまう」との声が寄せられた。tvNの運営会社は以前から中国と協力しており、中国資本が韓国の文化市場に流入することを「将来、韓国ドラマが中国人好みの路線を走りかねない」と警戒するネットユーザーも少なくないという。
一方、制作サイドが「劇中に中国ブランドを登場させるプロダクトプレイスメントは仕方のないこと」との反応を示したことに対し、韓国メディアは「韓国エンタメ業界の競争激化でこうした広告を回避できなくなった」と指摘。今は「中国資本を受け入れるかどうか」ではなく「中国資本と切り離せない」ことが問題で、「高視聴率で稼げる時代」が過ぎ去ったことを受けて多くの韓国ドラマは初期の段階から海外市場に目を向けているという。
記事は過去の韓国ドラマにも中国ブランドが登場してきたことに言及した上で、「ただ、韓国の視聴者は最近特に反感を持っている。韓国メディアは『中国が最近、歴史を歪曲し、キムチや韓服すら中国発だとみなしたことが原因だ』と考えている」と伝えた。(翻訳・編集/野谷)
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