環球網 2021年1月12日(火) 14時50分
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最近中国のネット上では「深センガール」という言葉が話題になっている。写真は深セン。
最近中国のネット上では「深センガール」という言葉が話題になっている。ネタ元は深センで暮らす女友達を自宅に招いたあるブロガーの投稿だった。「最近深センでみんな何を話している?」という質問に、2人の友達は口を揃えて「お金を稼ぐこと」と答えた。光明日報が伝えた。
これをきっかけに「深センガール」という言葉は、女子会でゴシップで盛り上がるより、「お金を稼ぐ」という話題に関心を持つ女の子という意味合いで用いられるようになった。
深センガールが言う「お金を稼ぐ」は拝金主義とは違い、「価値を生み出す」と言い換えたほうが正しいだろう。積極的に生きていて現状に満足しない深センガールたちは仕事の傍らに財テクを学び、多くの人はブロガーやデザイナーなどとして副業も持っており、自己価値の実現を追求している。
ネットユーザーは「深センガールは世の中をよく分かっている」と褒め称え、「この会話なら私も参加したい」との声も上がっている。多くの人は普段頑張ったエピソードをシェアする時に「今日も深センガールだ」と付け加えるようになった。
深センで暮らす女性がみんな「深センガール」とは限らないが、その背後に潜む「深セン」という都市イメージがうかがえる。ビジネス環境、法律・行政法規の行使、人材に対する優遇制度、公共サービスなどにおいて高い評価を得ている深センなら「深センガール」の出現も自然だろうという世間の考えがこの言葉の流行からも読み取れる。
ネットユーザーが「深センガール」という存在を信じ、その生き様を認めたのは、自身の経験に基づくためだけでなく、深センという街には多くのチャンスがあり、そこで暮らしている女性も確かにそう考えているという先入観による仮説を立てたのかもしれない。
生活リズムが速くなり、高速回転する社会は若者にプレッシャーとチャンスを与えている。重圧の中で、若者が持つ特徴と素質は生活の現状も映し出している。「深センガール」の出現は中国の若者の欲求も反映しており、これからは若者が人生の価値を実現できるような社会環境作りにヒントを与えるかもしれない。(提供/環球網・編集/孫ソウ)
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