Record China 2014年4月16日(水) 21時10分
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14日、ストックホルム国際平和研究所が2013年の世界の軍事支出を発表。世界全体の軍事支出は前年比1.9%減だったが、アジア諸国の軍事支出は増加し、世界で最も軍事支出の増加幅が大きかったのは中国だった。写真は中国人民解放軍。
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2014年4月14日、ドイツ紙ディ・ヴェルトによると、スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は同日、2013年の世界の軍事支出が前年比1.9%減の1兆7500億ドル(約175兆円)だったと発表した。欧米では軍事支出が減少する一方、その他の国では増加が見られ、その差は縮小傾向にある。世界で最も軍事支出の増加幅が大きかったのは中国だった。15日付で中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。
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報告書によると、2013年米国はイラク戦争終結やアフガニスタンからの撤退開始などで軍事予算を削減したため、軍事支出は前年比7.8%減の6400億ドル(約64兆円)となった。一方、中国の軍事支出は前年比7.4%増の1880億ドル(約18兆8000億円)。日本の軍事支出は486億ドル(約4兆8600億円)で、長年にわたる軍事費削減が初めてストップした。中国の軍事力増強が背景にあるとみられる。そのほか、ロシアの軍事支出は前年比4.8%増の878億ドル(約8兆7800億円)だった。
欧米以外の諸地域の軍事支出はすべて増加している。2013年のアジアの軍事支出は前年比3.6%増の4070億ドル(約40兆7000億円)で、中東は4%増、ラテンアメリカは2.2%増、アフリカは8.3%増だった。しかし米国や欧州が減少した影響で、世界全体の軍事支出は2年連続の減少となった。
2004〜2013年の10年間で軍事支出の増加幅が一番大きかったのは中国で、増加幅は170%だった。2位はロシア、3位はサウジアラビアで、どちらも100%以上増加している。(翻訳・編集/藤)
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