「偶然」撮影されたのに角度バッチリ!官僚のやらせ写真に批判続出―中国

Record China    2014年4月17日(木) 4時14分

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12日、四川省叙永県の官僚が率先して街で大掃除をし、歩道の手すりを拭く写真が論議を呼んでいる。各地の官僚のこうした写真が偶然撮影されたものとの主張に、ネットユーザーから「自作自演だ」と批判の声が上がっている。

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2014年4月12日、シンガポール華字紙・聯合早報によると、8日付の華西都市報が四川省叙永県の環境活動について報じた際、同県委員会書記の王波(ワン・ボー)氏が率先して街で大掃除をし、歩道の手すりを拭く写真が大きく掲載され、論議を呼んでいる。

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この写真に対し、中国のネットユーザーからは「パフォーマンスだ!」「自作自演」「今年の流行は掃除する書記?」など批判の声が上がっている。ただ、彼らが批判するのには理由がある。ここ数カ月、各地の官僚がバスや地下鉄に乗る、清掃員と一緒に街を掃除するなど、現場に赴き民衆に親しむ行為が繰り広げられているからだ。これらの行動自体には何ら問題はないのだが、メディアがこれらを「偶然」と報道したことで、論議を呼んだ。記者がたまたま遭遇して取材した、あるいは一般市民が偶然見かけて写真をネット上にアップしたと報じたのだ。

しかし、ネットユーザーは「偶然」撮られた写真が撮影の角度や方法から見てプロによるものだと分析。「市長は運が良い。一度バスに乗っただけでプロの撮影機材を持った人に写真を撮ってもらえたのだから」などと皮肉っている。

王氏の写真にはカメラマンが写り込んでいたことから、ネットユーザーの批判の的となり、中国人の官僚に対する不信感が改めて浮き彫りになっている。あるコメンテーターは官僚の「街頭清掃の手引き」なるものをまとめており、その中には「プロのカメラマンを雇った場合は偶然と言わないこと」という項目がある。(翻訳・編集/藤)

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