タクシー運転手、客が忘れたスマホを届けたら殴られる=複数個所骨折の重傷―中国

Record China    2021年1月14日(木) 18時0分

拡大

13日、頭条新聞は、山西省でタクシー運転手が車内に落ちていた携帯電話を持ち主に返そうとしたところ殴られるトラブルが発生したと報じた。

2021年1月13日、頭条新聞は、山西省でタクシー運転手が車内に落ちていた携帯電話を持ち主に返そうとしたところ殴られるトラブルが発生したと報じた。

記事によると、昨年12月27日に同省長治市のタクシー運転手・崔(ツイ)さんが、前日に車内で拾得した携帯電話を持ち主の所に届けたところ、持ち主から「時間が無駄になった」との理由で殴られた。

崔さんの話によると、もともと26日の夜に持ち主と会って携帯電話を渡す約束をしていたものの結局持ち主は現れず、27日早朝になって持ち主から電話がかかってきてようやく返却することができたという。しかしその際、持ち主は「何度も電話をかけたのに(崔さんが)出なかった」などとして激しく怒り、殴る蹴るの暴行を加え、腿の骨折、肋骨の複数個所の断裂などの重傷を負わせたとのことだ。

記事は、このトラブルについて警察当局がすでに捜査を開始していると伝えた。

この件について、中国のネットユーザーは「東郭先生とオオカミ(東郭先生が助けたオオカミに襲われそうになるという、お人よしが恩を仇で返されるという中国の古い民話)じゃないか」「本当にろくでなし。恩という言葉さえ知らないのか」「運転手さんの早期回復を願うよ」「運転手があまりにかわいそう。持ち主には厳罰を望む。もちろんすべての医療費も賠償せよ」など、持ち主を痛烈に批判し、運転手に同情を示す意見を多く残している。

また、一部のユーザーからは「落し物はやはりすべて警察に届けたほうがいい。後々のトラブルを避けるためにもね」という冷静なコメントも見られた。(翻訳・編集/川尻

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携