4年前に製造されたものが店頭に…?韓国で注目集める「アイスクリーム法」の問題点

Record China    2021年1月19日(火) 0時20分

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15日、韓国・朝鮮日報は、韓国の「アイスクリーム法」の問題点を指摘した。資料写真。

2021年1月15日、韓国・朝鮮日報は、韓国の「アイスクリーム法」の問題点を指摘した。

記事によると、今月13日にソウルのスーパー数十カ所を調査した結果、2017年に製造されたものなど長期保管されているアイスクリームが随所で発見された。

韓国の冷凍食品のスーパーなどの店に並べておける流通期限は、通常1~2カ月であるにもかかわらず、4年前に製造されたアイスクリームが売られている理由は「先進国より緩い食品衛生法にある」と記事は指摘している。食品衛生法上、アイスクリームは製造日だけ表示すればよく、流通期限表示の義務がない。「製造過程で滅菌し、氷点下18度以下で冷凍保管すれば問題ない」ためだという。つまり、例えば製造から100年が過ぎたアイスクリームでも市場で流通可能ということになる。

しかし、専門家からは「冷凍庫で保管したとしても、流通過程や冷凍庫のドアの開け閉めによる温度差で変質しやすいため、衛生管理を徹底的に行わなければならない」との指摘が上がっているという。

また2016年には「氷菓類なども賞味期限表示の対象に追加する」という内容を含む食品衛生法の一部改正法案が発議され、常任委員会の審査にかけられたが国会を通過できなかった。専門家らからも「行政の消極的な姿勢」が指摘されているという。

これを受け、韓国のネット上では「4カ月でもなく4年?。うそかと思った」「食べものでふざけるのは良くない」などと驚く声や、「国会議員は何してるの?。早く法律作って」「こういうのを制限するのが法律の役目」と法律改正を求める声が上がっている。

ただし「韓国人はコストコで『賞味期限が短い』から買わない人が多いけど、先進国は基準自体が短い」「欧州のように味の変化を基準に表記したらいい(韓国は『流通期間』のみで、『賞味期限』の表記はない)」などの声も見られた。(翻訳・編集/松村)

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