映画「消えた画 クメール・ルージュの真実」、邦題・7月上旬公開決定、虐殺の記憶語る

Record China    2014年4月18日(金) 15時5分

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17日、映画「消えた画 クメール・ルージュの真実」の邦題、7月上旬の日本公開が決まった。1970年代のカンボジア大虐殺を土人形で再現する意欲作だ。

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2014年4月17日、映画「消えた画(え) クメール・ルージュの真実(原題:THE MISSING PICTURE)」の邦題、7月上旬の日本公開が決まった。1970年代のカンボジア大虐殺を土人形で再現する意欲作だ。

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リティ・パニュ監督はカンボジア出身。少年だった70年代後半、旧ポル・ポト政権による迫害と抑圧で家族や友人を失った。ポル・ポト率いる共産ゲリラ組織クメール・ルージュは、映画や音楽などの芸術文化を禁止。当時の資料や映像の多くを隠ぺい、破壊した。

監督は記録映像を探す中、人々の記憶を土人形で「再現」することを思いつく。人形は美しく彩色され、ジオラマ風の舞台で生き生きと動く。記憶に残る恐怖による支配が、土人形を通して語られる作品だ。

かつてない斬新な手法、独自の演出方法が高く評価され、2013年の第66回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門でグランプリを獲得した。「消えた画 クメール・ルージュの真実」は、7月上旬ユーロスペースほかで全国順次公開。リティ・パニュ監督の特集上映も同時開催される。(文/遠海安)

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